コレクション: 羽箒・座菷(掃込)

自然美が主張された茶道具「羽箒」。

羽箒とは羽でつくった箒です。 炭手前の時、風炉、炉縁、炉壇、五徳、釜の蓋などを炭や灰の粉が散るので、羽箒で掃き清めます。

茶事において畳を掃き清めるときに用いるのが座箒(掃込)という大振りの箒になります。

羽は季節や趣向に合った鑑賞性によって、また お道具などの取り合わせによって使い分けます。
炭手前において、美しさ、上品さを演出するのに必要不可欠な羽箒。先人たちの手により、自然美をいかした羽を炭手前に用いたことは驚嘆に値します。